■はじめに
弓とは古来,武器として、また、狩猟の道具として全世界のほとんどの民族がその風土と環境に応じて使用してきましたが,近年スポーツとして老若男女が心身鍛錬,趣味と気楽に楽しめるものとして広まっています。
一方で、道具の性質上、ちょっとしたミスで人の命を奪う事故につながる恐れがあるため、安全管理とルール・マナーの徹底順守が非常に重要なスポーツであるといえます。
■紹介
当アーチェリー協会は,田居伸夫氏(初代会長)を中心に昭和58年4月から活動を開始しました。2025年現在の会員数は約103名,小学生からシニア世代まで男女を問わず幅広い年齢の会員が週末を中心に活動しています。
近年では古川高晴さんがロンドンオリンピックで銀メダル、東京オリンピックで銅メダルを取ったり、団体では東京オリンピックで銅メダルを取るなどの活躍が見られており,注目を浴びています。一方でアーチェリーは年齢や体格に関係なく,男女ともに幅広く楽しめる生涯スポーツとしての一面もあります。
アーチェリーとは,弓に矢をつがえて放つという単純な動作のスポーツですので,初心者にも入りやすいものだと思います。ただし,奥が深いです。単純な動作をいつも同じように続けることが出来れば小さな的に矢を集中して当てることが出来ますが,人間はちょっとした変化にも対応できるように逆に寸分違わない同じ動作を毎回繰り返すことは難しいものです。
協会員の中には教え上手な会員が多く、指導者には事欠きません。切磋琢磨し、2024年の東京都民大会(現:東京都スポーツ大会)で女子は優勝をかざっています。全日本の大会や東京都の試合で入賞経験豊富な人もいます。
■活動・行事
金曜日・土曜日・日曜日の午前中・水曜日の夜に活動しています。練習は、2019年にオープンした50mまで行射可能なアーチェリー専用の射場です。この距離を打てる射場は都内でも数少なく、前述のような成績をおさめられるほど協会員の技術があがってきています。
また,協会員の練習だけでなく、土曜日または日曜日の午後に「講習会」を開催しています。指導員が未体験者のアーチェリー体験と初級者の技術向上を目的としの指導を行っていきます。どなたでも歓迎ですので,興味のある方は三鷹市アーチェリー協会ホームページからお申込みいただくか、直接射場にお立ち寄りいただければと思います。(小学校4年生以上かつ身長140㎝以上のかた)
協会の行事として,講習会とは別に初心者講習会を開催,また競技会として市民大会,協会内競技会を開催しています。また三鷹市主催のスポーツフェスティバルに参加しています。市町村対抗試合,都民大会,小学生も参加できる中学生を対象とした東京都中学生大会,多摩スポインドアオープンなどの競技会に積極的に選手を出しています。その他にも東京都アーチェリー協会が主催するアーチェリー競技大会が毎月開催されますので,趣味やレクリエーション的な運動としてアーチェリーを楽しむだけでなく,競技志向のアーチェリーも出来る環境が整っています。
当協会の問い合わせはHPにて受け付けます。
■おわりに
本協会は三鷹市におけるアーチェリーの普及と競技力の向上に努め、関係各方面と協力して、市民の健全な体育・スポーツの振興に寄与することを目的としています。
年齢に関係なく多くの市民に安全にアーチェリーを楽しんでただきたく,またアーチェリーを通して健康な身体を作ることに会員一同取り組んでいます。

スポーツフェスティバル

市民大会